車のコーティング剤の一つに、「油脂系コーティング」という物があります。
これは、いわゆる従来の「カーワックス」のことです。
油の撥水性を活かして、車を汚れなどからガードしてくれます。
また、「施工が容易」「値段が安い」といった利点もあります。
しかし、耐熱性が低く、雨などですぐ流れてしまうため、効果は1ヵ月くらいしか保ちません。

 

よって、マメに施工を行う必要があるのですが、何度も施工しているとシミなどができやすくなります。
これは、劣化したカーワックスが原因なのですが、車の塗装をキレイに保つためには、これらを除去するための技術や手間などが要求されます。
そして、カーワックスは車の塗装面に油の膜を作っているだけなので、傷を防ぐ効果は期待できません。

 

そして、昨今は「樹脂系」などのコーティング剤が出てきたことにより、カーワックスの難点のほうがクローズアップされるようになってきました。
よって、現在における人気のカーコーティングは「カーワックス以外の物」というのが、一般的な認識となっています。